2012年9月10日月曜日

NAND回路を用いた発信回路

上の図1のような発信回路を組んだときの原理を説明する。
始めに、N1のNANDの入力が共にLだとするとNAND回路の真理値表よりN1の出力はHになり、N1の出力とN2の入力は繋がっているのでN2の入力はHに、出力はLになる。 
この状態で電流を加えると、

 N1→R2→C→N2

 の順番に電流が流れ、コンデンサに電荷が溜まる。
 そのまま電流を流し続けると、コンデンサーの左側に正の電荷が溜まり続け、ある一定の電圧に達するとNAND回路の出力が反転し、N1の出力(N2の入力)はLに、N2の出力はHとなる。 R1は保護抵抗で周波数に影響するのはR2の抵抗である。
この時の発振周波数$f$は

 $f=0.5/2*CR$

 で与えられる。

0 件のコメント:

コメントを投稿